プロジェクト憲章とは
プロジェクト憲章とは、プロジェクトの主要関係者から承認を得るために、プロジェクトの目標、スコープや責任を「エレベーターピッチ」で説明したものです。憲章では、プロジェクトを始める前に、プロジェクトの主な要素を短く簡潔に説明する必要があります。その他の詳細なプロジェクト計画文書に取り掛かる前にプロジェクト憲章を作成することで、承認を得たり、必要に応じて方向の修正を行うことができます。
プロジェクト憲章
プロジェクト憲章のテキスト
プロジェクト憲章 1. プロジェクト立上げの背景と目的 当社は,中長期情報システム計画(第35~37期)に基づいて,電子部品調達システム(以下,本システムという)の開発プロジェクトを正式に発足する。昨今のインターネットの普及により,部品調達は世界中から容易にできるようになっている。電子部品の国別の価格差が大きいので,国内および諸外国から最適な価格での調達を可能にすることを本システムの目的とする。 2. 成果物 本システムのハードウェア・ソフトウェア及びその運用環境 3. 要約スケジュールおよび予算 納期35期の決算日まで稼働させること。 予算1.5億円 4. 承認されている条件 使用機材情報システム部の資産を中心とするが,新規購入してもよい。 開発要員社内外を問わない(プロジェクトマネージャに一任する) 5. 主な機能要件 ① 本システムに,調達先候補会社を登録する。 ② 当社の生産管理部は,調達する電子部品の仕様・数量・納期・納品場所などの調達予定情報を当システムに登録する。 ③ 調達先候補会社は,②の調達予定情報に対する見積情報を当システムに登録する。 ④ 当社は,③の見積情報を検討して調達先を決定し,当該調達先に当システムから発注書を送付する。 6. 任命されたプロジェクトマネージャ 当社 情報システム部 開発課長 山田太郎 7. 当プロジェクト憲章を認可したスポンサー 当社 代表取締役社長 川本次郎