ホームページ制作・保守契約書(1)
ホームページ制作・保守契約書(1)のテキスト
ホームページ制作・保守契約書
[受託者]○○○○(以下「甲」という)と[委託者]○○○○(以下「乙」という)は、乙のホームページを甲が制作すること(以下「制作業務」という)、および甲による継続的なホームページの保守管理(以下「保守業務」という)に関して、以下のとおり、本契約を締結する。
第1条(業務内容)
本契約において、甲が乙に対して提供する業務は、別紙仕様書のとおりとする。
第2条(報酬)
1 乙が甲に支払う報酬は、金○○○万円(税込)とする。
2 前項の支払金額および支払方法は、以下のとおりとする。
着手金として、本契約締結後○○日以内に前項規定の報酬の50%を、甲指定の銀行口座に入金する。なお、振込手数料は、乙の負担とする。
第3条(制作準備)
1 甲が、制作業務に着手する前に、甲と乙は、甲のオフィスまたはSkypeにて、以下の内容につき、打合わせを行う。
⑴ サイトの目的の確認
⑵ コンセプトのすり合わせ
⑶ 乙の商品・サービスおよび事業についてのヒアリング
⑷ サイト構成およびグローバルメニューの決定
⑸ デザインに係る打ち合わせ
2 前項の打合わせは5回までとし、各回2時間程度とする。
3 甲は、上記打合わせの結果、ホームページの概要が確定した段階で、仕様書を作成する。
第4条(サーバー・ドメインの契約)
1 ホームページの運用に必要なサーバー・ドメインについて、甲が代行して契約するものとする。ただし、乙が、既にサーバー・ドメイン契約を締結済みの場合は、乙は、甲に対し、ログイン情報を知らせるものとする。
2 前項本文のサーバー・ドメイン代等の実費は乙の負担とし、サーバー・ドメインの契約時に、乙は、甲に対し、サーバー・ドメイン代の1年分を支払うものとする。
3 サーバー・ドメイン契約に係る支払いの遅滞により、ホームページが閲覧できなくなる、またはデータ消失等の事態が発生しても、甲は責任を負わないものとする。
第5条(資料の提出)
1 乙は、甲に対し、甲指定の制作業務に必要な資料を、甲指定の日時までに提出する。
2 前項の資料の提出は、第2条第2項の着手金支払時から1か月を期限とする。当該期限を過ぎた場合は、制作を中止し、乙が既に支払った制作料金は返金しないものとし、乙はこれに同意する。
第6条(ページ内容の確定)
1 前項の資料を基に、甲は、サイト構成およびページ内容、デザイン等についての資料を作成し、乙に提供する。乙は、当該資料の内容を確認し、当該資料提供後、1か月以内に修正箇所等があれば、甲に指示する。これにより、ページ内容が確定し、制作期限についても決定するものとする。上記1か月の期間が過ぎても、乙から連絡がない場合には、甲が提供した資料につき、承諾があったものとみなす。
2 前項のページ内容の確定以後は、表現の修正等の軽微な変更のみの対応となり、甲はページ構成の変更やページの追加などの変更はしないものとし、乙はこれに同意する。
3 第1項のページ内容が確定後、制作業務着手前までに、乙は甲に対して、第2条第1項規定の報酬の25%の金額を支払うものとする。
第7条(納品および公開)
1 甲は、乙に対して、制作業務終了後、作業完了通知をし、閲覧用のパスワードを別途甲から乙に通知する。
2 乙は、前項の作業完了通知から3か月以内に、ホームページに仕様書との不一致、不具合、バグ等がないか検査を行わなければならない。
3 前項の期間内に、乙から甲に対して修正の要求がある場合は、書面にて、これを甲に通知するものとする。なお、甲が対応可能な修正は、以下のとおりとする。
⑴ 誤字脱字の訂正
⑵ バナー画像およびヘッダー画像の色や構成の変更
⑶ 見出し等の色やフォントの変更
4 前項の修正は、3回まで対応可能とする。ただし、甲は、サイト構成の変更やデザインの大幅な変更には対応しない。
5 乙は甲に対し、第8条に定める納品前に、第2条に定める報酬の25%を甲指定の銀行口座に支払うものとする。甲は、乙からの入金の確認が取れ次第、第8条に定める納品を行う。
第8条(納品)
1 甲は、ホームページに設定されているパスワードを解除し、公開状態にする。
2 甲は乙に対して、管理ユーザーアカウントを発行し、ログイン情報を渡して、納品完了とする。
第9条(ID管理)
1 甲は、本契約期間中、管理者権限が与えられたIDを保有し、サーバー等にアクセスすることができるものとする。IDおよびパスワードは、甲が厳重に管理する。
2 甲は、納品後も、管理者権限を保有し、ホームページの管理に必要な処理を行うことができる。ただし、納品完了かつ保守契約期間が終了して、乙が甲による管理を希望しない場合は、甲のIDを乙に引き渡すものとする。
第10条(非保証)
乙は、甲が次に定める事項につき、明示か黙示かを問わず、一切の保証を行わないことにつき合意する。
⑴ ホームページ経由で売上が発生すること
⑵ ホームページのアクセス数が増加すること
⑶ ホームページが検索エンジンの検索結果上位に表示されること
⑷ ホームページ内のプログラムの完全性
⑸ WordPressのバージョンアップ実施による不具合(原則、乙の指示がない限り、納品完了後のWordPressバージョンアップは行わないものとする)
第11条(知的財産権)
1 画像、動画、イラスト等(以下「画像データ等」という)のうち、甲が乙のために制作したものについては、本契約においてのみ使用できるものとする。
2 乙が甲に提供する画像データ等につき、第三者の知的財産権を侵害していないことを、乙は保証する。
第12条(コンテンツの所有権)
甲が本契約に従い乙に納品するコンテンツの所有権は、第2条に定める報酬が支払われた日をもって、甲から乙へ移転する。
第13条(コンテンツの著作権)
1 甲が自ら制作し、または有償で第三者に制作させ、もしくは第三者から購入した画像データ等の著作権は、納品後も甲に帰属するものとする。
2 前項の権利には、著作権法第27条に定める「著作物を翻訳し、編曲し、もしくは変形し、または脚色し、映画化し、その他翻案する権利」および著作権法第28条に定める「二次的著作物の利用に関する原著作者の権利」を含むものとする。
3 本契約のために乙が甲に提供したコンテンツの著作権については、乙に帰属する。
4 ホームページのデザイン(WordPressでは「テーマ」)の著作権については、本契約にかかわらず原作者が保有することを甲および乙は確認する。乙が将来これを変更した場合も同様に、当該デザインの原作者に著作権が帰属する。
第14条(免責)
甲は、次の各号につき、一切の責任を負わないものとすることに、乙は合意する。
⑴ 乙の故意・過失によるデータ等の毀損
⑵ 乙が甲に提供したコンテンツ公開による、第三者からの訴えの提 起
⑶ ホームページに対して乙が受ける閲覧者からのクレーム
⑷ サーバー運営会社およびメンテナンス等の理由により、一時的にホームページが閲覧できない状態になること
⑸ 乙がホームページ上に掲載する商品およびサービスの適法性
⑹ ホームページを運営するために必要な特定商取引法表示およびプライバシー・ポリシー等の法律表記の適法性
⑺ ホームページ完成後に売上が発生しないこと、または問い合わせを受けないこと
⑻ 乙が自らWordPressのバージョンアップ処理または編集を行ったことによる不具合
第15条(保守契約)
1 第8条の納品後は保守契約に移行し、納品月の翌月から保守料が発生する。月額保守料は、第2条に定める報酬の0.5%とする。
2 乙は、甲に対し、前項の金員1年分を、甲指定の口座振替にて支払うものとする。
3 第1項の保守業務は、以下のとおりとする。
⑴ ドメイン・サーバーの更新および支払いの代行
⑵ 既存ページの修正(月に10箇所まで)
ただし、セミナー情報の更新、新商品やニュースなどの更新、文言の変更等の修正については、乙から甲に提供されたテキストおよび画像データをそのまま公開する。デザイン等の修正が必要な場合は、甲は、乙からの追加費用の支払いにより対応する。
⑶ サイトデータのバックアップ
バックアップは月に1回実施し、直近の3か月分を保存する。ただし、甲は、完全に復元できることを保証しない。
⑷ WordPressによるコラム投稿方法についてのサポート(電話またはメール対応)
⑸ メルマガ配信方法についてのサポート(電話またはメール対応)
⑹ 上記以外のWordPressの操作方法やHTML・CSS・GoogleAnalyticsの使用方法などの指導は、保守契約の対象外とする。
第16条(秘密情報の取扱い)
1 甲および乙は、制作業務および保守業務遂行のため相手方より提供を受けた技術上または営業上、その他業務上の情報のうち、相手方が書面により秘密である旨を示して開示した情報、または口頭により秘密である旨を示して開示した情報で開示後10日以内に書面により内容を特定した情報を秘密情報と定めるものとする。ただし、次の各号のいずれかに該当する情報については、秘密情報には該当しない。
⑴ 秘密保持義務を負うことなく、既に保有している情報
⑵ 秘密保持義務を負うことなく、第三者から正当に入手した情報
⑶ 相手方から提供を受けた情報によらず、独自で開発した情報
⑷ 本契約に違反することなく、かつ、受領の前後を問わず公知となった情報
2 甲および乙は、秘密情報を第三者に漏洩してはならない。ただし、事前に相手方からの書面による承諾を受けることにより、第三者へ開示することができる。なお、法令の定めに基づき、または権限ある官公署から開示の要求があった場合は、当該法令の定めに基づく開示先に対し開示することができる。
3 秘密情報の提供を受けた当事者は、当該秘密情報の管理に必要な措置を講ずるものとする。
4 甲および乙は、秘密情報について、本契約の目的の範囲でのみ使用し、本契約の目的の範囲を超える複製、改変が必要なときは、事前に相手方から書面による承諾を受けるものとする。
5 甲および乙は、秘密情報を本契約の目的のために知る必要のある各自の役員および従業員に限り開示するものとし、本契約に基づき甲および乙が負担する秘密保持義務と同等の義務を、秘密情報の開示を受けた当該役員および従業員に退職後も含め課すものとする。また、甲は、再委託先に対して本契約に基づき甲が負担する秘密保持義務と同等の義務を課すことで、当該再委託先に秘密情報を開示できるものとする。
6 本条の規定は、本契約終了後も存続する。
第17条(個人情報)
1 甲は、個人情報の保護に関する法律に定める個人情報のうち、制作業務および保守業務遂行に際して乙より取扱いを委託された個人データ、または制作業務および保守業務遂行のため、甲乙間で個人データと同等の安全管理措置を講ずることについて、個別契約その他の契約により合意した個人情報を第三者に漏洩してはならない。
2 乙は、個人情報を甲に提示する際にはその旨明示するものとする。
3 乙は、その有する個人情報を甲に提供する場合には、業務遂行上必要な最小限度にとどめ、個人が特定できないよう加工した上で、甲に提供するよう努めるものとする。
4 甲は、個人情報の管理に必要な措置を講ずるものとする。
5 甲は、個人情報について、本契約の目的の範囲でのみ使用し、本契約の目的の範囲を超える複製、改変が必要なときは、事前に乙から書面による承諾を受けるものとする。
6 本契約の終了後、甲は、遅滞なく、個人情報を乙に返還または乙の指示に従った処分等の措置を講ずるものとする。
7 本条の規定は、本契約終了後も存続する。
第18条(中途解約)
1 甲および乙は、相手方に対し、1か月前までに事前に書面で通知することにより、本契約を解約することができる。
2 前項にかかわらず、乙が制作業務完了前に中途解約をした場合、乙は、第2条の報酬から既払金を控除した金額を、直ちに甲に支払わなければならない。
第19条(契約解除)
甲および乙は、相手方に次の各号のいずれかに該当する事由が生じたときは、相手方に通知することなく、本契約を直ちに解除することができる。
⑴ 差押え、仮差押え、仮処分、租税滞納処分、その他公権力の処分を受け、または会社更生手続および民事再生手続の開始、破産もしくは競売を申し立てられ、または自ら会社更生手続、民事再生手続の開始もしくは破産申立てをしたとき、または第三者からこれらの申立てがなされたとき
⑵ 資本減少、営業の廃止もしくは変更、または解散の決議をしたとき
⑶ 公租公課の滞納処分を受けたとき
⑷ 本契約に違反する事項があったとき
⑸ その他前各号に準ずる信用の悪化と認められる事実が発生したとき
第20条(契約の終了)
1 甲および乙は、契約期間の満了または中途解約等により本契約が終了したとき、速やかに債権債務を清算しなければならない。
2 契約終了後、甲は、代行契約していたドメインおよびサーバー契約を乙に引継がなければならない。この引継作業に係る料金は、金3万円(税込)とする。
3 コンテンツについては、サーバー上にアップロードされているファイルに乙がアクセスできることをもって、引渡し完了とする。
4 甲が、画像データ等作成のために用いた編集用ファイル(例:イラストレータ、フォトショップで閲覧可能な形式のファイル等)は、乙に引き渡す義務がないものとする。
第21条(損害賠償)
甲および乙は、本契約に違反して相手方に損害を与えたとき、その損害を賠償するものとする。ただし、甲の賠償額は、乙が甲に支払った報酬額を上限とする。
第22条(遅延損害金)
乙が報酬の支払いを遅延した場合、乙は、甲に対し、支払期日の翌日から解決の日まで年率14.5%の遅延損害金を支払うものとする。
第23条(再委託)
甲は、本サービスに関する業務の一部または全部を第三者に委託することができるものとする。
第24条(不可抗力)
本契約上の義務を、以下に定める不可抗力に起因して遅滞もしくは不履行となったときは、甲乙双方本契約の違反とせず、その責めを負わないものとする。
⑴ 自然災害
⑵ 伝染病
⑶ 戦争および内乱
⑷ 革命および国家の分裂
⑸ 暴動
⑹ 火災および爆発
⑺ 洪水
⑻ ストライキおよび労働争議
⑼ 政府機関による法改正で、本契約に重大な影響を与えると認められるもの
⑽ その他前各号に準ずる非常事態
第25条(権利義務譲渡の禁止)
甲および乙は、互いに相手方より事前に記名押印した書面による同意を得ることなく、本契約上の地位を第三者に承継させ、または本契約から生じる権利義務の全部もしくは一部を第三者に譲渡し、引き渡し、もしくは担保に供してはならない。
第26条(合意管轄)
本契約につき裁判上の争いとなったときは、甲の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の合意管轄裁判所とすることに、甲および乙は合意する。
以上、本契約の成立を証するため本書2通を作成し、甲乙記名押印の
上、各1通を保有する。
平成○○年○月○日
甲[受託者] ㊞
乙[委託者] ㊞
ホームページ制作・保守契約書(2)
ホームページ制作・保守契約書(2)のテキスト
ホームページ制作・保守契約書
受託者 (以下「甲」)と委託者 (以下「乙」)は、乙のホームページを甲が制作すること(以下「制作業務」)及び、甲による継続的なホームページの保守管理(以下「保守業務」)に関して、次の通り契約(以下「本契約」)を締結した。
第1条(定義)
本契約書上で使用する用語の定義は、次の通りとする。
用語 定義
(1)ホームページ 乙の指定するドメイン下に作成されるコンテンツを、ページとしてインターネット上に表示可能な状態にした文書の集合体をいう。
(2)ページ HTML、PHP等の形式で作成される、インターネット上にある個々の文書をいう。
(3)コンテンツ 文章、写真、画像、イラスト、映像等を使用して作成された創作物をいう。
(4)仕様書 ホームページ制作に際し、ページ構成やページ作成時に使用する技術、セキュリティ対策、操作マニュアル作成等につき記載する文書をいう。
(5)バックアップ サーバに転送したホームページのファイルを消失等に備え保護することをいう。
(6)更新作業 乙の指示により、甲が、ホームページのページ更新と新規ページ作成を行うことをいう。
(7)サーバ ウェブサーバ、メールサーバ、FTPサーバ、ドメインネームサーバ等の機能をはじめとする、記憶スペースや情報処理機能などを利用できるシステムをいう。
(8)ドメイン 乙が保有、もしくは甲が代行して取得後、コンピュータネットワーク上に登録される名称をいう。
(9)プログラム 問い合わせフォームなど、閲覧者の入力した情報を処理する機能を持ったソフトウェアをいう。
(10)ブラウザ インターネット上の情報を表示し、閲覧可能にするソフトウェアをいう。
第2条(業務内容)
本契約において、甲が乙に対して提供する業務は次の通りとする。
業務の種類 項目
制作業務 (1)仕様の確定
別途甲が発行する仕様書を乙が承諾することにより確定する。仕様確定後に乙が仕様の変更を希望して、甲の作業量が増加する場合は、応分の報酬を支払うものとする。
(2)デザイン制作
甲乙間で合意した仕様書に基づき、サイトデザインを行う。
(3)ページ作成・コーディング
ホームページを公開するために必要なページを作成する。特段の定めがない限り、もしくは乙の指示によるものを除き、W3C(http://www.w3.org)準拠を原則とする。
(4)サーバへの転送
作成したコンテンツを指定されたサーバにアップロードする。
(5)動作確認
ページ間の移動やプログラムの動作が正常に行われるかどうかのチェックを行う。
(6)ブラウザチェック
納品時に以下のブラウザで正常に閲覧できるかどうかをチェックする。但し、ブラウザは全て日本語版で、最新のセキュリティプログラム(高度暗号化パック等)をインストールしていることを前提とする。
対象OS 対象ブラウザ
Windows Windows 2000 IE6.0
Fire
ox3.6
Windows XP IE6.0
IE7
IE8
FireFox3.6
Windows VISTA IE7
IE8
FireFox3.6
Windows7 IE8
FireFox3.6
Mac MacOS X(10.5) Safari4.0
FireFox3.6
MacOS X(10.6) Safari4.0
FireFox3.6
(7)操作マニュアル作成
簡単な更新作業やバックアップができるようなマニュアルを作成する。
保守業務 甲がID、パスワードを管理し、次の(1)~(3)につき管理運営を行う。
(1)ドメイン管理
ドメイン契約の管理を行い、契約期限の更新処理を代行する。また、乙の情報が変更となった場合、必要な手続を代行する。
(2)サーバ管理
レンタルサーバ契約の管理を行い、契約期限の更新処理を代行する。また、乙の情報が変更となった場合、必要な手続を代行する。
(3)ページ更新
ページ内容の修正や新規ページの作成を行う。プログラム等、ページ以外のコンテンツを追加する場合は、別途甲乙間で内容及び報酬を決定する。
第3条(契約期間)
本契約は制作業務が完了後、保守業務に移行し、有効期限は保守業務開始日より1年間とする。但し、甲乙双方特段の申し出がなければ、自動的に1年間延長されるものとし、以降も同様とする。
第4条(報酬)
乙が甲に支払う報酬は、次の通りとする。
報酬の種類 報酬額(全て税込)
制作料金 制作業務に係る料金で、金○○円とし、本契約締結時に金○○円、納品完了後に金○○円を支払うものとする。
保守料金 保守業務に係る料金で、月額金○○円とする。但し、ドメイン契約更新、サーバ契約更新、ページ更新が発生した場合は、この料金も合わせて支払うものとする。
2 保守料金については、甲が当月分の報酬を翌月10日までに乙に請求し、乙は、請求対象月の翌月末日までに、甲の指定する金融機関口座に支払うものとする。
3 制作業務終了日から、その月末までの保守料金は発生せず、翌月分から乙は甲に対し保守料金を支払う義務が発生するものとする。
4 制作料金及び保守料金の支払に必要な振込手数料は、乙の負担とする。
第5条(納品及び公開)
甲は、制作業務終了後、完成したホームページを仮公開する。仮公開するホームページ(以下「仮公開ホームページ」)のURLは、別途甲から乙に通知する。
2 前項の仮公開ホームページは、甲がパスワード設定を行い、甲及び乙以外の第三者が閲覧できないようにする。
3 乙は、仮公開から10日以内に、ホームページに仕様書との不一致、不具合、バグ等がないか検査を行わなければならない。
4 前項の期間内に、乙から甲に対して修正の要求がある場合は、文書にてこれを甲に通知するものとする。甲は、当該文書を受領後速やかに修正の作業を行い、再度仮公開を行う。その後の取扱いは、前項に準ずるものとする。
5 第3項の期間内に、乙から甲に対し特段の申し出がなければ、納品完了とし、甲はホームページを正式公開する。
第6条(瑕疵担保責任)
納品完了後、納入物について仕様書との不一致(以下「瑕疵」)が発見された場合、乙は甲に対して瑕疵の修正を請求することができる。但し、甲が瑕疵修正責任を負うのは、納品完了後3か月以内に乙から請求された場合に限るものとする。
2 前項の規定は、瑕疵が乙の提供した資料等または乙の与えた指示等、乙の責任によって生じたときは適用しない。但し、甲がその資料等または指示が不適当であることを知りながら告げなかったときはこの限りでない。
第7条(ID管理)
甲は、本契約期間中、ID及びパスワードを保有し、サーバ等にアクセスすることができるものとする。ID及びパスワードは、甲が厳重に管理する。
第8条(非保証)
乙は、甲が次に定める事項につき、明示・黙示を問わず、一切の保証を行わないことにつき合意する。
一 ホームページ経由で売上が発生すること
二 ホームページのアクセス数が増加すること
三 ホームページが検索エンジンの検索結果上位に表示されること
第9条(知的財産権)
画像、動画、イラスト等(以下「画像データ等」)のうち、甲が乙のために制作したものについては、乙は本契約においてのみ使用できるものとする。
2 乙が甲に提供する画像データ等につき、第三者の知的財産権を侵害していないことを乙は保証する。
第10条(コンテンツの所有権)
甲が本契約に従い乙に納品するコンテンツの所有権は、本契約に係る委託料の全額が支払われた日をもって、甲から乙へ移転する。
第11条(コンテンツの著作権)
甲が自ら作成し、または有償で第三者に制作させ、もしくは第三者から購入した画像データ等の著作権は、納品後も甲に帰属するものとする。
2 前項の権利には、著作権法第27条に定める「著作物を翻訳し、編曲し、もしくは変形し、または脚色し、映画化し、その他翻案する権利」及び著作権法第28条に定める「二次的著作物の利用に関する原著作者の権利」を含むものとする。
3 本契約のために乙が甲に提供したコンテンツについての著作権は、乙に帰属する。
第12条(免責)
甲は、次の各号につき、一切の責任を負わないものとすることに乙は合意する。
一 乙の故意・過失によるデータ等の毀損
二 乙が甲に提供したコンテンツ公開による、第三者から訴えの提起
三 ホームページに対して来る閲覧者からのクレーム
四 サーバ運営会社及びメンテナンス等の理由により、一時的にホームページが閲覧できない状態になること
五 乙がホームページ上に掲載する商品及びサービスの適法性
六 ホームページを運営するために必要な特定商取引法表示及びプライバシー・ポリシー等の法律表記の適法性
七 ホームページ完成後に売上が発生しないこと、あるいは問い合わせが来ないこと
第13条(契約解除)
甲及び乙は、相手方に対し、3か月前までに事前に書面で通知することにより、本契約を解除することができる。
2 前項に関わらず乙が制作業務完了前に中途解約をした場合、乙は甲が制作に要した費用を直ちに支払わなければならない。
第14条(期限の利益喪失)
甲及び乙は、相手方に次の各号のいずれか一つに該当する事由が生じたときは、相手方に通知することなく本契約を直ちに解除することができる。
一 差押え、仮差押え、仮処分、租税滞納処分、その他公権力の処分を受け、または会社更生手続及び民事再生手続の開始、破産もしくは競売を申し立てられ、または自ら会社更生手続、民事再生手続の開始もしくは破産申立てをしたときまたは第三者からこれらの申立てがなされたとき
二 資本減少、営業の廃止もしくは変更、または解散の決議をしたとき
三 公租公課の滞納処分を受けたとき
四 その他前各号に準ずる信用の悪化と認められる事実が発生したとき
第15条(契約の終了)
甲及び乙は、契約期間の満了または中途解約等により本契約が終了したとき、速やかに債権債務を清算しなければならない。
2 契約終了後、甲は、代行契約していたドメイン及びサーバ契約を乙に引き継がなければならない。この引継作業に係る料金は、金○○円(税込)とする。
3 コンテンツについては、サーバ上にアップロードされているファイルに乙がアクセスできることをもって、引渡し完了とする。
4 甲が、画像データ等作成のために用いた編集用ファイル(例:イラストレータ、フォトショップで閲覧可能な形式のファイル等)は、乙に引き渡す義務がないものとする。
第16条(損害賠償)
甲及び乙は、本契約に違反して相手方に損害を与えたとき、その損害を賠償するものとする。但し、甲の賠償額は、乙が甲に支払った報酬額を上限とする。
第17条(遅延損害金)
乙が報酬の支払を遅延した場合、甲に対し支払期日の翌日から解決の日まで年率14.5%の遅延損害金を支払うものとする。
第18条(再委託)
甲は、本サービスに関する業務の一部または全部を第三者に委託することができるものとする。
第19条(不可抗力)
本契約上の義務を、以下に定める不可抗力に起因して遅滞もしくは不履行となったときは、甲乙双方本契約の違反とせず、その責を負わないものとする。
一 自然災害
二 伝染病
三 戦争及び内乱
四 革命及び国家の分裂
五 暴動
六 火災及び爆発
七 洪水
八 ストライキ及び労働争議
九 政府機関による法改正で、本契約に重大な影響を与えると認められるもの
十 その他前各号に準ずる非常事態
第20条(権利の譲渡及び質入)
甲及び乙は、本契約において保有する権利及び義務の全部または一部を、相手方の書面による事前の承諾なく第三者に譲渡及び質入することができない。
第21条(合意管轄)
本契約につき裁判上の争いとなったときは、甲の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の合意管轄裁判所とすることに甲及び乙は合意する。
以上、本契約の成立を証するため本書二通を作成し、甲乙各一通を保有する。
平成 年 月 日
甲 住所
氏名 印
乙 住所
氏名 印
(10. ホームページ制作・保守契約書ひな型)
ホームページ制作・保守契約書(3)
ホームページ制作・保守契約書(3)のテキスト
ホームページ制作・保守契約書(WordPress)
受託者 (以下「甲」)と委託者 (以下「乙」)は、乙のホームページを甲が制作すること(以下「制作業務」)及び、甲による継続的なホームページの保守管理(以下「保守業務」)に関して、次の通り契約(以下「本契約」)を締結した。
第1条(定義)
本契約書上で使用する用語の定義は、次の通りとする。
用語 定義
(1)ホームページ 乙の指定するドメイン下に作成されるコンテンツを、WordPressを用いて、ページとしてインターネット上に表示可能な状態にした文書の集合体をいう。
(2)ページ HTML、PHP等の形式で作成される、インターネット上にある個々の文書をいう。
(3)コンテンツ 文章、写真、画像、イラスト、映像等を使用して作成された創作物をいう。
(4)仕様書 ホームページ制作に際し、ページ構成やページ作成時に使用する技術、セキュリティ対策、操作マニュアル作成等につき記載する文書をいう。
(5)バックアップ サーバに転送したホームページのファイルを消失等に備え保護することをいう。
(6)更新作業 乙の指示により、甲が、ホームページのページ更新と新規ページ作成を行うことをいう。
(7)サーバ ウェブサーバ、メールサーバ、FTPサーバ、ドメインネームサーバ等の機能をはじめとする、記憶スペースや情報処理機能などを利用できるシステムをいう。
(8)ドメイン 乙が保有、もしくは甲が代行して取得後、コンピュータネットワーク上に登録される名称をいう。
(9)プログラム 問い合わせフォームなど、閲覧者の入力した情報を処理する機能を持ったソフトウェアをいう。
(10)ブラウザ インターネット上の情報を表示し、閲覧可能にするソフトウェアをいう。
第2条(業務内容)
本契約において、甲が乙に対して提供する業務は、別紙仕様書の通りとする。
第3条(納期及び契約期間)
制作業務の納期は平成○○年○○月○○日とする。但し、ホームページに記載する文章や画像等の提出が遅延するなど、乙の責により甲の作業が不可能となる場合は、甲は一切の責任を負わないものとする。
2 制作業務が完了後、保守業務に移行し、有効期限は保守業務開始日より1年間とする。但し、甲乙双方特段の申し出がなければ、自動的に1年間延長されるものとし、以降も同様とする。
第4条(報酬)
乙が甲に支払う報酬は、次の通りとする。
報酬の種類 報酬額
制作料金 制作業務に係る料金で、金○○円(税込)とし、本契約締結時に金○○円(税込)、納品完了後に金○○円(税込)を支払うものとする。
保守料金 保守業務に係る料金で、月額金○○円(税込)とする。但し、ドメイン契約、サーバ契約に関しては実費を支払うものとし、ページ更新が発生した場合は、甲の定める料金規定に基づき、合わせて支払うものとする。
2 保守料金については、甲が当月分の報酬を翌月10日までに乙に請求し、乙は、請求対象月の翌月末日までに、甲の指定する金融機関口座に支払うものとする。
3 制作業務終了日から、その月末までの保守料金は発生せず、翌月分から乙は甲に対し保守料金を支払う義務が発生するものとする。
4 制作料金及び保守料金の支払に必要な振込手数料は、乙の負担とする。
第5条(納品及び公開)
甲は、制作業務終了後、完成したホームページを仮公開する。仮公開するホームページ(以下「仮公開ホームページ」)のURLは、別途甲から乙に通知する。
2 前項の仮公開ホームページは、甲がパスワード設定を行い、甲及び乙以外の第三者が閲覧できないようにする。
3 乙は、仮公開から10日以内に、ホームページに仕様書との不一致、不具合、バグ等がないか検査を行わなければならない。
4 前項の期間内に、乙から甲に対して修正の要求がある場合は、文書にてこれを甲に通知するものとする。甲は、当該文書を受領後速やかに修正の作業を行い、再度仮公開を行う。その後の取扱いは、前項に準ずるものとする。
5 第3項の期間内に、乙から甲に対し特段の申し出がなければ、納品完了とし、甲はホームページを正式公開する。
第6条(瑕疵担保責任)
納品完了後、制作業務に関して仕様書との不一致(以下「瑕疵」)が発見された場合、乙は甲に対して瑕疵の修正を請求することができる。但し、甲が瑕疵修正責任を負うのは、納品完了後3か月以内に乙から請求された場合に限るものとする。
2 前項の規定は、瑕疵が乙の提供した資料等または乙の与えた指示等、乙の責任によって生じたときは適用しない。但し、甲がその資料等または指示が不適当であることを知りながら告げなかったときはこの限りでない。
第7条(ID管理)
甲は、本契約期間中、管理者権限が与えられたIDを保有し、サーバ等にアクセスすることができるものとする。ID及びパスワードは、甲が厳重に管理する。
2 納品後も、甲は管理者権限を保有し、ホームページの管理に必要な処理を行うことができる。但し、納品完了かつ保守契約期間が終了して、乙が甲による管理を希望しない場合は、甲のIDを乙に引き渡すものとする。
第8条(非保証)
乙は、甲が次に定める事項につき、明示・黙示を問わず、一切の保証を行わないことにつき合意する。
一 ホームページ経由で売上が発生すること
二 ホームページのアクセス数が増加すること
三 ホームページが検索エンジンの検索結果上位に表示されること
四 ホームページ内のプログラムの完全性
五 WordPressのバージョンアップ実施による不具合(原則乙の指示がない限り、納品完了後のWordPressバージョンアップは行わないものとする)
第9条(知的財産権)
画像、動画、イラスト等(以下「画像データ等」)のうち、甲が乙のために制作したものについては、本契約においてのみ使用できるものとする。
2 乙が甲に提供する画像データ等につき、第三者の知的財産権を侵害していないことを乙は保証する。
第10条(コンテンツの所有権)
甲が本契約に従い乙に納品するコンテンツの所有権は、本契約に係る委託料が支払われた日をもって、甲から乙へ移転する。
第11条(コンテンツの著作権)
甲が自ら作成し、または有償で第三者に制作させ、もしくは第三者から購入した画像データ等の著作権は、納品後も甲に帰属するものとする。
2 前項の権利には、著作権法第27条に定める「著作物を翻訳し、編曲し、もしくは変形し、または脚色し、映画化し、その他翻案する権利」及び著作権法第28条に定める「二次的著作物の利用に関する原著作者の権利」を含むものとする。
3 本契約のために乙が甲に提供したコンテンツの著作権については、乙に帰属する。
4 ホームページのデザイン(WordPressでは「テーマ」)の著作権については、本契約にかかわらず原作者が保有することを甲及び乙は確認する。乙が将来これを変更した場合も同様に、当該テーマの原作者に著作権が帰属する。
第12条(免責)
甲は、次の各号につき、一切の責任を負わないものとすることに乙は合意する。
一 乙の故意・過失によるデータ等の毀損
二 乙が甲に提供したコンテンツ公開による、第三者から訴えの提起
三 ホームページに対して来る閲覧者からのクレーム
四 サーバ運営会社及びメンテナンス等の理由により、一時的にホームページが閲覧できない状態になること
五 乙がホームページ上に掲載する商品及びサービスの適法性
六 ホームページを運営するために必要な特定商取引法表示及びプライバシー・ポリシー等の法律表記の適法性
七 ホームページ完成後に売上が発生しないこと、あるいは問い合わせが来ないこと
八 乙が自らWordPressのバージョンアップ処理または編集を行ったことによる不具合
第13条(秘密情報の取扱い)
甲及び乙は、制作業務及び保守業務遂行のため相手方より提供を受けた技術上または営業上その他業務上の情報のうち、相手方が書面により秘密である旨指定して開示した情報、または口頭により秘密である旨を示して開示した情報で開示後10日以内に書面により内容を特定した情報を秘密情報と定めるものとする。但し、次の各号のいずれか一つに該当する情報については秘密情報には該当しない。
一 秘密保持義務を負うことなくすでに保有している情報
二 秘密保持義務を負うことなく第三者から正当に入手した情報
三 相手方から提供を受けた情報によらず、独自で開発した情報
四 本契約に違反することなく、かつ、受領の前後を問わず公知となった情報
2 甲及び乙は、秘密情報を第三者に漏洩してはならない。但し、事前に相手方からの書面による承諾を受けることにより、第三者へ開示することができる。なお、法令の定めに基づきまたは権限ある官公署から開示の要求があった場合は、当該法令の定めに基づく開示先に対し開示することができる。
3 秘密情報の提供を受けた当事者は、当該秘密情報の管理に必要な措置を講ずるものとする。
4 甲及び乙は、秘密情報について、本契約の目的の範囲でのみ使用し、本契約の目的の範囲を超える複製、改変が必要なときは、事前に相手方から書面による承諾を受けるものとする。
5 甲及び乙は、秘密情報を本契約の目的のために知る必要のある各自の役員及び従業員に限り開示するものとし、本契約に基づき甲及び乙が負担する秘密保持義務と同等の義務を、秘密情報の開示を受けた当該役員及び従業員に退職後も含め課すものとする。また、甲は、再委託先に対して本契約に基づき甲が負担する秘密保持義務と同等の義務を課すことで、当該再委託先に秘密情報を開示できるものとする。
6 本条の規定は、本契約終了後も存続する。
第14条(個人情報)
甲は、個人情報の保護に関する法律に定める個人情報のうち、制作業務及び保守業務遂行に際して乙より取扱いを委託された個人データまたは、制作業務及び保守業務遂行のため、甲乙間で個人データと同等の安全管理措置を講ずることについて、個別契約その他の契約により合意した個人情報を第三者に漏洩してはならない。
2 乙は、個人情報を甲に提示する際にはその旨明示するものとする。
3 乙は、その有する個人情報を甲に提供する場合には、業務遂行上必要な最小限度にとどめ、個人が特定できないよう加工した上で、甲に提供するよう努めるものとする。
4 甲は、個人情報の管理に必要な措置を講ずるものとする。
5 甲は、個人情報について、本契約の目的の範囲でのみ使用し、本契約の目的の範囲を超える複製、改変が必要なときは、事前に乙から書面による承諾を受けるものとする。
6 本契約の終了後、甲は遅滞なく個人情報を乙に返還または乙の指示に従った処分等の措置を講ずるものとする。
7 甲は、個人情報の取扱いを再委託先に委託する場合は、再委託先の名称及び住所等を書面により事前に乙に通知して承諾を得なければならない。また、甲の責任において、再委託先に対して本契約に基づき甲が負担する義務と同等の義務を課すとともに、必要かつ適切な管理を行わなければならない。
8 本条の規定は、本契約終了後も存続する。
第15条(契約解除)
甲及び乙は、相手方に対し、3か月前までに事前に書面で通知することにより、本契約を解除することができる。
2 前項に関わらず乙が制作業務完了前に中途解約をした場合、乙は、甲が制作に要した費用を直ちに支払わなければならない。
第16条(期限の利益喪失)
甲及び乙は、相手方に次の各号のいずれか一つに該当する事由が生じたときは、相手方に通知することなく本契約を直ちに解除することができる。
一 差押え、仮差押え、仮処分、租税滞納処分、その他公権力の処分を受け、または会社更生手続及び民事再生手続の開始、破産もしくは競売を申し立てられ、または自ら会社更生手続、民事再生手続の開始もしくは破産申立てをしたときまたは第三者からこれらの申立てがなされたとき
二 資本減少、営業の廃止もしくは変更、または解散の決議をしたとき
三 公租公課の滞納処分を受けたとき
四 その他前各号に準ずる信用の悪化と認められる事実が発生したとき
第17条(契約の終了)
甲及び乙は、契約期間の満了または中途解約等により本契約が終了したとき、速やかに債権債務を清算しなければならない。
2 契約終了後、甲は、代行契約していたドメイン及びサーバ契約を乙に引き継がなければならない。この引継作業に係る料金は、金○○円(税込)とする。
3 コンテンツについては、サーバ上にアップロードされているファイルに乙がアクセスできることをもって、引渡し完了とする。
4 甲が、画像データ等作成のために用いた編集用ファイル(例:イラストレータ、フォトショップで閲覧可能な形式のファイル等)は、乙に引き渡す義務がないものとする。
第18条(損害賠償)
甲及び乙は、本契約に違反して相手方に損害を与えたとき、その損害を賠償するものとする。但し、甲の賠償額は、乙が甲に支払った報酬額を上限とする。
第19条(遅延損害金)
乙が報酬の支払を遅延した場合、甲に対し支払期日の翌日から解決の日まで年率14.5%の遅延損害金を支払うものとする。
第20条(再委託)
甲は、本サービスに関する業務の一部または全部を第三者に委託することができるものとする。
第21条(不可抗力)
本契約上の義務を、以下に定める不可抗力に起因して遅滞もしくは不履行となったときは、甲乙双方本契約の違反とせず、その責を負わないものとする。
一 自然災害
二 伝染病
三 戦争及び内乱
四 革命及び国家の分裂
五 暴動
六 火災及び爆発
七 洪水
八 ストライキ及び労働争議
九 政府機関による法改正で、本契約に重大な影響を与えると認められるもの
十 その他前各号に準ずる非常事態
第22条(権利義務譲渡の禁止)
甲及び乙は、互いに相手方より事前に記名押印した書面による同意を得ることなく、本契約上の地位を第三者に承継させ、または本契約から生じる権利義務の全部もしくは一部を第三者に譲渡し、引き受けさせもしくは担保に供してはならない。
第23条(合意管轄)
本契約につき裁判上の争いとなったときは、甲の本店所在地を管轄する裁判所を第一審の合意管轄裁判所とすることに甲及び乙は合意する。
以上、本契約の成立を証するため本書二通を作成し、甲乙各一通を保有する。
平成 年 月 日
甲 住所
氏名 印
乙 住所
氏名 印
(別紙)仕様書
1.ドメインについて
項目 条件
(1)ドメイン名 【実際に使用するドメイン名】
(2)ドメイン取得 【会社名】の提供する【サービス名】を使用する。
(URL【サイトのアドレスを記入】)
(3)WHOIS情報 乙の情報を公開する。
(4)契約期間 利用開始日から1年とする。
ドメインは【実際に使用するドメイン名】とし、ドメイン取得契約は本契約締結時に、直ちに【会社名】の提供する【サービス名】(URL【サイトのアドレスを記入】)に申込を行う。取得できなかった場合は、別途乙が指定するドメインに変更する。
2.レンタルサーバ契約について
項目 条件
(1)レンタルサーバ 【会社名】の提供する【サービス名】を使用する。
(2)サーバ容量 8GB以上
(3)PHP バージョン 5.2 以上
(4)MySQLバージョン 5.0.15以上
(5)Sendmail 利用可
(6).htaccess 利用可
(7)データベース 利用可
(8)メールアドレス 取得したドメインで10種類以上取得できること。
(9)契約期間 利用開始日から1年とする。
3.制作業務について
1)WordPress導入
(1)WordPress3.0日本語版を使用する。
(但し、別途甲乙間で合意した場合は、それ以外のバージョンを利用可)
(2)管理者権限を持ったユーザを甲に1名、乙に1名置く。
(3)デフォルトのユーザ(ID:admin)は削除する。
(4)ベースとなるテーマは○○とする。
(5)トップページは、ドメインのトップレベルとする。
(6)ユーザ登録は管理者以外不可と設定する。
(7)RSSはhttp://rpc.pingomatic.com/に通知する設定とする。
(8)文字コードはUTF-8とする。
(9)コメント投稿は、常に管理者の承認を必要とする設定にする。
(10)投稿記事はhttp://(ドメイン名)/archives/123のように表示されるようにする。
(11)アップロードしたファイルを格納する場所はwp-content/uploads以下とする。
2)プラグイン導入・・・次の機能を満たすプラグインを導入する。
(1)週に1回のデータベースのバックアップ
(2)リンク切れのチェッカー(サイト内すべてのページが対象)
(3)Google Analytics
(4)携帯電話での閲覧(但し、画像等のメディアはトリミング可)
(5)XMLサイトマップを自動生成するツール(少なくとも月に1回以上)
3)ページ制作
項目 説明
(1)タイトル (ホームページの名称を記載)
(2)ページの内容
*文章と画像については、すべて乙が用意する。 トップページ 1ページ(投稿による新着情報を自動表示させる)
代表あいさつ 1ページ
会社概要 1ページ
商品案内 10ページ(ショッピングカートは設置しない)
リンク集 1ページ
問い合わせ 1ページ(フォームを設置する)
特定商取引法 1ページ
プライバシーポリシー 1ページ
サイトマップ 1ページ(全体構造をリンク付で示す)
(3)ヘッダ すべてのページに、乙指定のロゴを表示する。
(4)フッタ すべてのページに、乙の会社名(*クリックでトップページへリンク)・会社概要・特定商取引法・プライバシーポリシー・問い合わせの表示及びリンクを設定する。
(5)サイドバー 乙の指定する商品のバナー2種、投稿記事の新着及びカテゴリ、RSSフィードへのリンク、ドメイン内検索窓を設置する。
(6)セキュリティ 問い合わせページは、SSLを使用する。
(7)メタ情報 descriptionは、すべてのページに合致する文言を使用する。
robot制御に関しては、index,followとする。
favicon設定で、乙の指定する16×16の画像がブラウザに表示されるようにする。
4)データ転送・動作確認
項目 説明
(1)データ転送 作成したページをサーバに転送する。
(2)動作確認 ページ間の移動やプログラムの動作が正常に行われるかどうかのチェックを行う。
(3)ブラウザチェック 以下のブラウザで正常に閲覧できるかどうかをチェックする。但し、ブラウザは全て日本語版で、最新のセキュリティプログラム(高度暗号化パック等)をインストールしていることを前提とする。
対象OS 対象ブラウザ
Windows Windows 2000 IE6.0
FireFox3.6
Windows XP IE6.0
IE7
IE8
FireFox3.6
Windows VISTA IE7
IE8
FireFox3.6
Windows7 IE8
FireFox3.6
Mac MacOS X(10.5) Safari4.0
FireFox3.6
MacOS X(10.6) Safari4.0
FireFox3.6
5)ページ制作完了後の業務
項目 説明
(1)検索エンジン登録 Yahoo、Google等の検索エンジンに表示されるようにページを登録する(Yahooビジネスエクスプレス等の有料登録は行わない)。
(2)マニュアル作成 管理画面の操作方法(ユーザ追加削除、権限の付与、ページ追加、記事投稿、ページ及び投稿記事修正の方法については必須)
(3)データの提出 CD-ROMでページファイルその他、サーバ上にアップロードされたデータを乙に引き渡す。但し、画像等を作成するために使用したイラストレータ等、編集用のファイルはこれに含まれない。
4.保守業務について
項目 説明
(1)ドメイン管理 ドメイン契約の期限管理を行い、更新処理を代行する。また、乙の情報が変更となった場合、必要な手続を代行する。
(2)サーバ管理 レンタルサーバ契約の管理を行い、ドメイン契約期限の更新処理を代行する。サーバメンテナンスが予定されているときは、直ちに甲に通知する。また、乙の情報が変更となった場合、必要な手続を代行する。
(3)ホームページ管理 WordPressに不具合が発生したときのメンテナンスを行う。
(4)ID及びパスワード管理 甲は上記ドメイン、サーバの利用及びホームページ管理に必要なID、パスワードを管理する。
(5)バックアップ サーバ上のデータファイルを1週間に1回、甲の指定する形式のファイルで保存する。
〈12. ホームページ制作・保守契約書(WordPress)ひな型〉